レビューがSEOに及ぼす影響とは?

SEOのランキングでは、ユーザーの発言がこれまで以上に重視されています。レビューは、検索エンジンが考慮するUGC(ユーザー生成コンテンツ)の1つです。この記事では、レビューが検索結果の上昇に役立つ理由と、実際に検索結果が向上した事例をご紹介します。
目次
レビューがSEOに有利な5つの理由
レビューは検索エンジンに新鮮で適切なコンテンツを提供する
検索エンジンは、Webサイトがアクティブかどうかを見ています。そこで、UGCの活用が役に立ちます。
カスタマーレビューは、Webサイトやソーシャルメディアチャンネルにユニークでリアルなコンテンツを提供するための労力がかからない方法です。この新鮮で関連性のあるコンテンツは、Webサイトがアクティブであり、消費者にとって価値のあるものであることを示します。
さらには、顧客とブランド、顧客間の会話が生まれます。これは、他のマーケティング戦略よりも有効なSEO戦略となります。
レビューはSEOの基本的な属性を自然に形成する
Webサイトは、キーワード、タイトル、被リンク(バックリンク)、内部リンクなどの基本的な属性によって検索エンジンに最適化されています。この点において、レビューはリンクビルダーやキーワードライターのように機能し、自然にSEOの構造が形成されます。
レビューはロングテールキーワードでランキングを自然に上げる
検索競争率の高いビッグワードとは対照的に、ロングテールキーワードは競争率の低い特定のフレーズであり、上位にランクインすることは非常に簡単です。しかし、問題はどのロングテールキーワードが重要なのかを知ることです。
この点について、レビューを見ることで、顧客がどのような懸念を抱いているかを知ることができ、それらのフレーズをオンサイトオプティマイゼーションのキーワードとして組み込むことができます。これは、顧客が聞きたい言葉を使ってブランドメッセージを改善することにも役立ちます。
レビューはソーシャルSEOを後押しする
SMO(ソーシャルメディアオプティマイゼーション)とは、ソーシャルメディアに特化した最適化施策のことです。レビューのようなUGCは、ソーシャルシェア、「いいね!」、コメントまたはブランド関連のハッシュタグのような共通したスレッドの形式をとることが多いため、SMOによるSEOに役立ちます。
ソーシャルSEOは、おもにUGCによって成り立っています。例えば、ネットワーク内で多くの人が同じようなニュースをシェアしたり、「いいね!」を押したり、コメントしたりしていると、そのニュースは注目を集めます。一方で誰も話題にしていないコンテンツは、ソーシャルSEOにはほとんど影響しません。
レビューは自動と手動の両方の最適化に優れている
自動化された検索エンジンのアルゴリズムでは、スパイダーが顧客の商品レビューやお客様の声を探してWebサイトを評価します。また、検索品質評価者と呼ばれるヒトによるチームが、専門知識、権威、真実性などの観点からWebサイトの評判を手動で評価しますが、すべての項目において優れたUGCが役に立ちます。
UGCはWebサイトの正当性に寄与し、自動と手動の両方の評価システムによるSEO効果を得ることができます。レビューや評価があれば、検索エンジンの結果で目立つことができるため、ローカルSEOのチェックリストには欠かせない要素となります。
ネガティブレビューのSEOへの影響
多くの人が、ネガティブレビューはSEOに悪影響を与えるのではという誤った印象を持っています。実際には、ペナルティを受けることはありません。
Google の検索品質評価者チームは、ネガティブなレビューを大目に見て、Webサイトの全体的な評判をより深く理解するように指導されています。彼らの評価ガイドには、Webサイトの評判を正確に反映していると判断する前に、ネガティブレビューや悪いフィードバックを読むようにと明記されています。
このようにして、Webサイトの評判が良いことを示すコンテンツが多ければ、Googleは悪いレビューを受けたWebサイトにペナルティを与えず、全体としてより自然な評価を行うことができます。
レビューのSEO力を高める方法
ECサイトにレビューを表示することで、Googleがより簡単にクロールできるようになります。YOTPOのようなプラットフォームでは、商品やECサイトのレビューを集めた専用のSEOページを簡単に作成することができます。
また、YOTPOはGoogleとの公式パートナーシップを結んでいることから、リッチリザルトを組み込みオーガニック検索結果に商品レビューを直接表示することができるようになっています。
成功事例
高品質で手頃な価格のバニラビーンズを販売するBeanilla社は、商品とブランドの認知度を向上させたいと考えていました。このECサイトでは顧客からレビューを収集していましたが、Googleランキングには反映されていませんでした。
Beanilla社は、YOTPOがGoogleと提携しており、リッチリザルトやGoogleショッピング広告でレーティングの評価を表示できることに着目し、YOTPOを導入しました。その結果、レビュー依頼に対する回答率が20%上昇し、15,000件以上のレビューを収集することができました。これにより、Googleの “vanilla beans”の検索結果でトップを獲得しました。
まとめ
レビューは、コンバージョンの増加、顧客の信頼性の向上、クチコミマーケティングの活性化に役立つだけでなく、検索エンジンからのトラフィック増加にも役立ちます。さらに、検索エンジンからのトラフィックは、検索意図が高いため、質の高いトラフィックとなります。
※本記事は「Why Do Reviews matter for SEO?」を翻訳・加筆修正したものです。
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